胃内視鏡検査について
内視鏡検査について
1950年にオリンパスが開発した「胃カメラ」は挿入部先端の小型カメラで、胃の中をフィルム撮影する装置でした。 現在の「電子内視鏡」は超小型CCDカメラにより、体内の様子をそのままモニターに映し出します。 そのため、より細かな観察が可能となるのです。
内視鏡検査の必要性
早期発見と早期治療は、胃がん克服のために、とても大切なことです。 胃がんは、粘膜の表面から徐々に深く広がるにつれ、転移しやすくなります。 がんの広がりが粘膜下層までにとどまっているものを早期がん、筋層より深く広がるものを進行がんと呼んでいます。 がんの進行度合いは「ステージ(病期)」として分類され、早期がんと進行がんの初期の段階が「ステージⅠ」、 もっとも進行したものが「ステージⅣ」とされます。ステージⅠの早期がんであれば、 内視鏡治療や手術で治る割合がきわめて高くなる調査結果があり、 がんの治療にとって早期発見と早期治療が大切であることを示しています。
胃がんは胃壁の外に向かって粘膜層→粘膜下層→固有筋層→粘膜下組織層へと徐々に深く浸潤するにつれ転移しやすくなります。 早期がんと進行がんの違いは、どこまで浸潤しているかで決まり、治療法も異なります。
がんの進行度別の生存率を調査したグラフです。 早期がんを指す「ステージⅠ」であれば治療の目安となる「5年生存率」も90%以上となり、早期発見が重要であることがわかります。
がんは進行すると、自覚症状があらわれます。 早期がんの発見は治療の可能性と生存率を高めますが、そのためには自覚症状のあらわれる前から、定期的に検診を受けることが大切です。
内視鏡検査の受け方
検査手順は施設により異なります。検査の必要性や検査方法などの説明を十分に受け、了解のうえ検査を受けましょう。
- 夕食は早めに摂り、夜9時以降は水以外の飲食は避けましょう。
- 早めの就寝を心がけましょう。
- 水以外の飲食、薬の服用はしないでください。
の準備
- 胃の中をきれいにするため、消泡剤(白い液体の薬)を飲み、のどの麻酔薬をしばらくのどにためた後、ゆっくりと飲み干します。
検査
- ベルトをゆるめ、検査台の上に左側を下にして横になります。
- のどに麻酔をした後、マウスピースを口にくわえます。
- 検査中は力を抜いてらくにしてください。
- 医師がモニターに映るおなかの中の様子をすみずみまで観察します。
- 検査は5〜15分程度で終了します。
※胃の運動を止める薬や鎮痛剤を注射する場合もあります。
終了後
- 検査が終わったらすぐに動いたりせず、少し休んでください。
- 当日はお風呂はシャワー程度にし、クルマの運転、激しい運動はやめましょう。
- 飲食は1時間後から可能です。
- 後日、外来で検査結果を聞きます。
※気分や体調がすぐれない時は、すぐに医師に伝えましょう。
※引用元:オリンパスメディカルタウン
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診療科目
内科、経鼻胃カメラ、腹部エコー
※小児科、皮膚科専門医は現在不在です 診療時間
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